そんなに無駄遣いをしているつもりはないのに、月末になるとなぜかお金がない…。
そんなお悩みはありませんか?
節約にチャレンジしようと思ったら、まず最初にやるべきことは家計簿をつけることなんです!
家計簿をつけるだけで、どうやって節約したらいいのか手がかりをつかむことができるんですよ。
それはなぜなのか、一緒に見ていきましょう。
節約のために家計簿をつけよう
お金の収支をまず把握する
なぜ節約のために家計簿をつけるのか?
それはお金の収支をまず理解することが、節約の第一歩だからです。
家計簿なしだと、無駄遣いをしているつもりはないのに、気づくとお財布の中がスッカラカンになっているという状況になりがち。
収支がわからないうちに節約を始めても、『節約できている』つもりになっているだけで実は全然節約できていないというケースが多いです。
毎月の収入と支出の内訳を知ることで、いったい何にお金を多く使っているのかがわかるようになってきます。
節約に取り組む前に、まずは現状を正しく把握することから始めましょう。
節約できそうなポイントが見えてくる
家計簿をつけることで
- いったい何にお金を使ったのか
- それは本当に必要な支出だったのか
という問題点が浮き彫りになってきます。
ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんによると、手取り月収に対する理想の家計バランスは
- 食費 14%
- 住居費 25%
- 水道光熱費 6%
- 通信費 5%
- 小遣い 8%
- 教育費 10%
- 趣味・娯楽費 2%
- 被服費 3%
- 交際費 2%
- 日用雑貨費 2%
- その他 3%
- 保険料 8%
- 貯蓄 12%
だそうです。
上の数字は夫婦と小学生以下の子どもがいる家庭の場合ですので、1人暮らしや子どもがいないご家庭の場合だと多少誤差が出てきますが…。
大体の目安としてとらえてみてください。
家計簿をつけて、上の割合と見比べてみると…『この項目、毎月の支出が多すぎ!』と一目でわかりますよね。
その項目に絞って節約を心がければ、理想の家計バランスに近づくことができて貯蓄に回す余裕も生まれてきます。
家族にも節約を促しやすい
家計簿をつけることには、もう一つ利点があります。
それは、家族全員で節約に取り組めるようになることです。
一家の家計を握っているのは、主婦であることが多いですよね。
毎月の食費にいくらかかっているのか、水道光熱費はどれくらいなのか…。
それらのことは、旦那さんや子どもにはまったくわからない状態です。
家計簿を見せることで
『今月は交際費がかかりすぎているから、ちょっとセーブして』
『娯楽費が予算オーバーだから、今月はもう外食なしね』
と家族と意思の共有ができます。
家計簿は家族に対するプレゼン資料としても、とっても優秀なんですよ。
家族が節約に協力的でない場合はぜひ家計簿を見せてみましょう。
挫折しない家計簿のつけ方
最初はざっくりでOK
家計簿は、慣れないうちはなかなかつけるのが難しいです。
慣れてきても、今度は継続が難しい……。
途中で家計簿をつけるのを投げ出してしまうケースが非常に多いんです。
それを防ぐために、家計簿は『ざっくりでOK』をマイルールにしましょう。
1円単位まできっちりつけなくてもOK!
大体100円単位くらいでつけておければ充分です。
また、毎日つけるのもストレスになるという方は、一週間分くらいまとめてつけてもいいですね。
レシートの分類から始める
ざっくりとはいえ家計簿をつけるためには、レシートや各種領収書を保管・分類しておく必要があります。
お買い物をしたら必ずレシートを受け取り、家計簿をつけるまで保管しておきましょう。
封筒や小さな箱をいくつか用意して
- 食費のレシート
- 娯楽費のレシート
- 被服費のレシート
などと分類しておくと便利ですよ。
ある程度たまったら、それぞれ足して家計簿につけるだけ!
これならストレスフリーに家計簿をつけることができます。
自分に合った家計簿を見つけよう
家計簿をつける習慣を身に着けるためには、自分に合った家計簿を見つけることも大切です。
今は家計簿のつけ方が何種類もありますので、自分が続けやすいと思う方法を見つけてみてください。
無料の家計簿アプリ
スマホでサクサク家計簿をつけたい方には、無料で使える家計簿アプリがオススメです。
Zaim(ザイム)
- 銀行口座やクレジットカードから自動でデータの取得ができる
- レシートをスマホカメラで撮影するだけで家計簿をつけられる
- パソコンからでも利用できる
- 家族間で家計簿の共有ができる
おカネレコ
- カテゴリーと金額を入力するだけのシンプル操作
- 使いすぎを防止できる予算管理機能がある
- 入力忘れ防止のメール機能あり


銀行口座やクレジットカードと連携して
家計簿をつける手間を減らしたいならZaim。
口座連携が不安だったり、手入力で節約意識を高めたいなら
おカネレコをオススメします。
市販の家計簿
家計簿は手書きでつけたいという方は、やはり市販の家計簿が一番かも。
最初から項目がわけられていますので、家計簿デビューが簡単です。
100円ショップでも購入することができますよ。
レシートを貼れるタイプや1日1ページ毎日つけるタイプのものなど色々ありますので、自分が使いやすいタイプを選んでみてください。
エクセルで家計簿を手作り
ゼロママはエクセルで家計簿を手作りしています。
項目を自分で細かく設定できますし、内訳もコメントで自由自在に残せます。
自分で使いやすいようにカスタマイズしたいけれど手書きは面倒という方は、ぜひエクセルで手作りしてみてください。
家計簿をつける癖がついたら節約を意識する
項目ごとに予算を決める
2~3か月家計簿をつけたら、だいたいの家計のバランスが見えてくると思います。
いよいよ節約のスタートです!
まずは項目ごとに予算を決めましょう。
予算を超えないように日々の買い物や支出に気を付けていきます。
家計簿で予算の残りをチェックしてからお金を使う癖をつけていきましょう。
使いすぎた項目があったら、別の項目を節約してバランスをとる
すべての項目を予算以内に収めるのは、とても難しいことです。
予算オーバーしそうな項目があったら、別の項目を節約してバランスを取りましょう。
一か月分の支出が予算内に収まっていれば問題ありません。
臨時で大きな出費があることも想定しておき、特別費などの項目を設けておくのもいいかもしれませんね。
固定費を削る方法を考える
食費や交際費は毎月変動しますので、実は節約するのがなかなか難しい部分でもあります。
毎月かかっている固定費こそ、実は節約できる大きなポイントなんです。
- 水道光熱費
- 通信費
- 住居費
- 保険料
などですね。
家計に占める固定費の割合が多いなと思ったら、固定費を削る方法を考えてみましょう。
まとめ
やみくもに節約をしていても、本当に節約できているのか、貯蓄ができているのかわかりません。
家計簿をつけることで家計を『見える化』するのが正しい節約の第一歩です。
とはいえ長続きしなかったり、ストレスになるようでは本末転倒。
ストレスなく家計簿が続けられるよう、自分に合った方法を探してみてくださいね。