節約生活をする上で、ぜひつけたいのが家計簿。
家計簿を数か月つけてみると
- どの項目で無駄遣いをしがちなのか
- どこを節約できそうなのか
少しずつ見えてきます。
なんとなく削れそうな項目が見えてきたら、節約生活と同時に思い切って貯金を始めましょう!
まだ節約もできてないのにどうするの!?と思ったあなた。
大丈夫です!
先取り貯金をすれば、確実にお金を貯められます。
確実に貯金をしたいなら先取り貯金に挑戦しよう
先取り貯金とは?
先取り貯金とは、お給料が出たらまず貯金分を口座などに移してしまい、残ったお金で一か月分の生活費をやりくりするテクニックです。
『残った生活費を貯金しよう』というやり方では、ついつい使い込んでしまって貯金をするのは困難です。
ですが先取り貯金なら、あらかじめ貯金分をとってあるので『残りでやりくりしなければならない』という状況に追い込まれます。
使い込んでしまう心配がないので、必然的にお金が貯まっていくんです!
先取り貯金の金額の決め方
夫婦と小学生以下の子どもがいる家庭の場合、手取り月収に対する理想の貯蓄割合は12%程度です。
つまり、手取り額の12%を先取り貯金に回すのが理想ということですね。
子どもが多いからそんなに貯蓄できない!
いきなり12%は無理!
そんな時は、無理に12%でなくてもOKです。
とりあえず家計簿を眺めてみて
無理なくチャレンジできる金額を設定してみましょう。
先取り貯金を成功させるコツ
先取り貯金を成功させるコツは、考え方を変えてみること。
先取り貯金をした後、残りの金額で一か月生活しなければならないと思うと辛いですよね。
ですが、ここで考え方を変えてみます。
残りのお金は自由に使える!
こう考えてみてはいかがでしょうか?
月末に残った分を貯蓄に回そうと考える必要がないので、残ったお金はどう使おうかと考える楽しみが生まれます。
残ったお金を上手にやりくりし、一か月もたせることをゲーム感覚で楽しめるようになればこっちのものです。
ストレスなく生活をしているのに、気づいたら貯金までできている!
この黄金ルートに自分の意識を落とし込んでいきましょう。
先取り貯金を切り崩さない仕組みを作る
生活費が足りなくなったからといって簡単に先取り貯金を切り崩してしまうのは絶対NGです。
一度だけのつもりが、気づくと毎月の習慣になり、いつの間にか先取り貯金がまったくできなくなってしまいます。
確実にお金を貯めるためには、簡単に切り崩せないところに先取り貯金をしていくことが必要です。
では、いったいどこに先取り貯金をすればいいのでしょうか?
自動積立定期預金
一番お手軽なのが、自動積立定期預金です。
ほとんどの金融機関で申し込むことができます。
毎月決まった日に、決まった金額を、自動的に普通預金口座から定期預金口座へ積み立ててくれる商品です。
お給料日に積み立てるよう申し込んでおけば、給与天引きと同じような感覚で先取り貯金ができます。
給与の振込口座がある銀行で手続きをすれば、別の金融機関に新しく口座開設をする必要もありません。
財形貯蓄(一般財形)
会社員であれば、勤務先の財形貯蓄制度を利用しましょう。
これは企業の福利厚生制度のひとつで、会社が金融機関と提携して、給与から天引きでお金を積み立ててくれるシステムです。
財形貯蓄には種類が3つあります。
- 住宅財形
- 年金財形
- 一般財形
貯金に決まった使い道がなければ、一般財形でOKですが…
将来的に家を買う予定があるなら
550万円まで非課税になる住宅財形を選んでもいいかもしれません。
普通の預貯金と同じく利息が課税されます。
財形貯蓄は、勤務先によって払い出し受付期間や払い出し日が決まっています。
預け始めてから3年経たないと引き出せない会社もあるようです。
引き出しにくい仕組みがあるから、がっちり先取り貯金ができるというわけですね。
社内預金・従業員持ち株制度
企業によっては、社内預金制度や従業員持ち株制度を設けているところもあります。
財形貯蓄と同じく、給与天引きで自動的に積み立てていってくれます。
労働基準法によって金利の下限が設けられているため、金融機関の預貯金よりも有利になっているんです!
ゼロママも結婚前に働いていた企業で、社内預金と従業員持ち株制度を利用していました。
当時は独身だったこともあり、面白いようにお金が貯まりましたよ。
勤務先にそういった制度があればぜひ積極的に活用してみましょう。
まとめ
貯金はしんどい、貯金は大変…。
そんな意識を変え、ラクにお金が貯まる『先取り貯金』という仕組みはご理解いただけましたか?
最初は1,000円でも2,000円でもいいんです。
自動積立定期預金や社内預金の最低預入額からでかまいませんので、少しずつ先取り貯金を実践してみましょう。
お金が貯まることが楽しくなってきて家計のやりくりに慣れてきたら、少しずつ先取り貯金額を上げていきましょう。
無理せず楽しくお金が貯められる仕組みを作っていきましょうね!