子どもが生まれると、いろいろと出費が増えますよね。
出産費用や育児用品をそろえるだけでもかなりの出費なのですが…子どもの将来のために貯蓄をしておかなくてはならないという問題も浮上してきます。
子どもの進学費用や結婚資金をしっかり貯めるためには、『無理なく貯める』仕組みづくりが必要です。
では、どうすれば無理なく貯められるのか、ご紹介していきますね。
子どもの将来のため!無理なく貯められる方法4選
いただいたお金はまるごと貯金
子どもが生まれると、実家の両親や親戚などからお金をいただく機会が増えます。
出産祝いやお年玉、入園・入学祝いのほか、七五三などのお祝い事でもお祝い金をもらうことがありますね。
お返しも必要ですが、お返しはなんとか家計から出すとして、いただいたお金はまるごと貯金に回しましょう。
こうすれば、家計から無理やり捻出することなく、まとまったお金を積み立てていくことができます。
児童手当もきっちり貯金!臨時収入ではありません
生活や子どもの成長をサポートするため、中学校を卒業するまで支給される児童手当。
この児童手当、どうしていますか?
生活費に使っているという方もいらっしゃると思いますが…できれば児童手当もまるごと貯蓄に回しましょう。
児童手当は『生活費の足しにできる臨時収入』ではなく、『子どもの将来のためのお金』と考えるようにしてください。
児童手当の支給額は、次のようになっています。
支給対象年齢 | 支給額(月) |
0~3歳未満 | 15,000円 |
3歳~小学校修了前 | 10,000円(第3子以降は15,000円) |
中学生 | 10,000円 |
所得制限世帯(約960万円以上) | 5,000 |
第1子であれば、15年間の児童手当をすべて貯蓄に回すだけで約200万円貯められる計算になります。
お給料の中から必死でやりくりして貯金するよりも、だいぶハードルが低いですよね。
生活費にしてしまわないよう、支給されたらすぐに貯蓄用の口座に移してしまいましょう。
毎月必ず決めた金額を先取り貯金
なかなかお金が貯められないという方にぜひ実践してほしいのが、先取り貯金です。
先取り貯金とは、お給料が出たら貯金分を別の口座に移してしまい、残りのお金で一ヵ月やりくりをする方法です。
残った生活費を貯金に回すつもりが、ほとんど残らない…。
手元にあるお金は全部使ってしまう…。
先取り貯金はそんな方に向いています。
貯金用口座や子ども名義の口座にお金を移してしまえば、嫌でも残りのお金だけで生活しなくてはなりません。
限られた予算の中で生活しなくてはならないので、やりくりも上手になりますよ。
毎月計画的にどんどんお金が貯まっていくので、嬉しくなってモチベーションも上がります。
銀行の定期積立を利用するのもアリ
お給料日にわざわざお金をうつすのは面倒だな~という場合は、銀行の自動積立定期預金を利用すると便利です。
あらかじめ積立日と積立金額を指定しておくと、毎月自動的に普通預金口座から定期預金に積み立てていってもらえます。
自動的にお金が貯まっていく仕組みを一度作っておくと、あとは放っておいてもどんどんお金が貯まっていきますよ。
学資保険に加入する
子どもの教育資金を確保するため、学資保険に加入するのも一つの方法です。
生命保険などと同じように、保障内容に応じた保険料を払い込み続けることで、将来給付金を受け取ることができます。
子どもの教育資金をしっかり確保できるだけでなく、親に万が一のことがあった場合でも教育資金は準備しておけるという保障としての役割があります。
学資保険のメリット
学資保険には、次のようなメリットがあります。
- 普通預金よりも金利が高い
- 返戻率が100%以上になることもある
- 税金の控除が受けられる
- もしもの場合の保障がつけられる
普通預金より金利が高いため、ただ口座に貯めていくよりもお得になる可能性があります。
100万円払い込んで、110万円の満期額資金を受け取れるなど、返戻率が100%以上になる場合もあるんですよ。
学資保険のデメリット
- 満期日前に解約すると元本割れしてしまう
- 保障をつけすぎると元本割れしてしまう
学資保険は将来のための学費を用意するためのもの。
大学進学に合わせて加入したのに、途中でどうしてもお金が必要になって解約してしまうと、解約違約金が発生して元本割れしてしまうことも…。
また、いざという時のために保障をたくさんつけすぎても、元本割れのリスクがあります。
学資保険に加入する時のポイント
- 返戻率が100%以上になるような商品・内容を選ぶ
- なるべく早いうちに加入する
- 早めに払込を終わらせた方がお得
学資保険は、早いうちに加入した方がいいと言われています。
18歳まで払い込むとして、0歳から払い込むのと5歳から払い込むのとでは、5年間も差がありますよね。
長期間払い込むことで月々の支払額を抑えることができます。
また、可能であれば早めに払込を終わらせた方が返戻率が高くなります。
出産祝いで大金をもらったという場合は、一時払いで学資保険に加入してしまいましょう。
普通預金や定期預金に眠らせておくよりもずっと将来の備えになりますよ。
まとめ
子どものためのお金って、たくさんかかるのはわかっていてもなかなか貯められないんですよね。
- 余ったら貯めていこう
- 余裕が出たら貯めよう
という意識では、残念ながら貯金をすることができません。
なかば強引にでも、お金が貯まる仕組みを作りましょう。
ルールをしっかり決めて運用すれば、生活費のやりくりと貯金が両立できるようになっていきますよ。
赤ちゃんの銀行口座は、ゆうちょ銀行がおすすめ!
0歳の赤ちゃんが9~11月に口座を開設すると、お年玉がもらえます。