フリマアプリに出品する際、慣れるまで難しいのが発送方法の選び方です。
この商品はどの方法で送るのが一番安いんだろう…と悩んだ経験はありませんか?
『この方法で送れるだろう』と思って出品したのに、発送する際に実は送れないことが判明したり、予想よりも送料が高くついてしまった…なんてこともありますよね。
少しでも安く送りたいのは当然なのですが…。
各発送方法についてきちんと知識がないと、『この商品はどの方法で送るのが一番安いのか』を見極めるのが大変です。
この記事では、どんな風に発送方法を選んだらいいのか、ざっくりとですがご説明します。
発送方法を決める上での最優先事項を考える
発送方法を決める上で大切なのが、判断基準を明確にしておくことです。
- とにかく最安の方法で送りたい
- 高価なものなので、補償や追跡サービスのある方法で送りたい
- 個人情報を漏らしたくないので、匿名配送サービスで送りたい
など、どの条件を最優先するのか明確にしておきましょう。
発送方法を選びやすくなります。
そして大前提として、選ぶべき発送方法は、商品の大きさによって大体決まってきます。
どんな発送方法があるのか
A4サイズより小さい場合
A4サイズより小さい商品の場合、下記のような発送方法があります。
- 普通郵便(定形、定形外)
- ミニレター
- クリックポスト
- スマートレター
- ゆうメール
- ゆうパケット
- レターパックライト
- レターパックプラス
- ネコポス
- 宅急便コンパクト
A4サイズより大きい場合
大きい商品は下記の方法で送りましょう。
- ヤマト宅急便
- ゆうパック
主な発送方法の規定サイズと価格
普通郵便(定形・定形外郵便)
定形郵便物
定形郵便物の規定サイズは長辺14cm×短辺9cm~長辺23.5cm短辺12cm×厚さ1cm以内です。
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
定形外郵便物
定形外郵便物は、規格内と規格外の2つの価格設定があります。
長辺34cm×短辺25cm×厚さ3cm、重量1kgに収まるものが規格内、それ以外は規格外となります。
重量 | 規格内 | 規格外 |
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1,040円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1,350円 |
ミニレター(郵便書簡)
25g以内で63円(ただし、紙片状の薄いものに限る)。
郵便局でミニレターを購入し、折りたたんで発送します。
ポスト投函可、追跡サービスなし。
クリックポスト
長辺14cm以上34cm以下、短辺9cm以上25cm以下、厚さ3cm以内、重さ1kg以内で164円。2018年9月1日より、198円。
ただし、Yahoo!Japan IDとプリンターが必要です。
ポスト投函可、追跡サービスあり。
スマートレター
A5サイズ(25cm×17cm)、厚さ2cm、重さ1kgまでで180円。
郵便局でスマートレターの封筒を購入します。
ポスト投函可、追跡サービスなし。
ゆうメール
長辺34cm以内×短辺25cm以内×厚さ3cm以内で、重量1kgに収まるもの。
重量 | 料金 |
150g以内 | 180円 |
250g以内 | 215円 |
500g以内 | 310円 |
1kg以内 | 360円 |
送付できるのは冊子とした印刷物および電磁的記録媒体のみ(書籍、雑誌、CD、DVDなど)。
外装の見やすい場所に『ゆうメール』またはこれに相当する文字を記載。
封筒または袋の一部を開いたり、包装の外部に無色透明の部分を設けるなどして、内容品が確認できるようにしておく必要があります。
ポスト投函可、追跡サービスなし。
ゆうパケット
長辺34cm以内、厚さ3cm以内で長辺+短辺+厚さ=60cm以内。
重さ1kgまで。
- ゆうゆうメルカリ便:175円
- かんたんラクマパック:179円
ゆうゆうメルカリ便、かんたんラクマパックのいずれも、郵便局かコンビニで送り状を発行します。
追跡サービスあり。
レターパックライト
34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ)以内、厚さ3cm以内、重さ4kg以内で370円。
郵便局でレターパックライトの封筒を購入します。
ポスト投函可、郵便受けへ配達、追跡サービスあり。
レターパックプラス
34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ)以内、厚さ3cm以内、重さ4kg以内で520円。
郵便局でレターパックプラスの封筒を購入します。
ポスト投函可、対面でのお届け、追跡サービスあり。
ネコポス
角型A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)以内、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内。
ただし、11.5cm×23cmより大きなものが対象。
- らくらくメルカリ便:195円
- かんたんラクマパック:200円
らくらくメルカリ便、かんたんラクマパックいずれも、ヤマト運輸営業所もしくはコンビニで送り状を発行。
追跡サービスあり。
宅急便コンパクト(ヤマト運輸)
クロネコヤマトで販売している専用資材に商品を入れて発送。
- 専用薄型BOX:縦24.8cm×横34.0cm
- 専用BOX:縦25.0cm×横20.0cm×厚さ5.0cm
※専用資材は65円(税込)で別途購入
- らくらくメルカリ便:380円
- かんたんラクマパック:530円
らくらくメルカリ便、かんたんラクマパックいずれも、ヤマト運輸営業所もしくはコンビニで送り状を発行。
追跡サービスあり。
ヤマト宅急便
- らくらくメルカリ便:60サイズから160サイズまで、サイズに応じて700円~1,600円
- かんたんラクマパック:60サイズから160サイズまで、サイズに応じて800円~1500円
らくらくメルカリ便、かんたんラクマパックいずれも、ヤマト運輸営業所もしくはコンビニで送り状を発行。
追跡サービスあり。
ゆうパック
- ゆうゆうメルカリ便:60サイズから100サイズまで、サイズに応じて600円~900円
- かんたんラクマパック:60サイズから170サイズまで、サイズに応じて800円~1,500円
らくらくメルカリ便、かんたんラクマパックいずれも、郵便局もしくはコンビニで送り状を発行。
追跡サービスあり。
らくらくメルカリ便とかんたんラクマパックを有効活用しよう
ここまで主な発送方法の規定サイズと料金をご紹介しました。
サイズがほとんど同じなのに値段の差がある発送方法があったことはお気づきになりましたか?
たとえばクリックポスト、ゆうメール、レターパックなどはほとんどサイズに変わりがないのに、発送料金がかなり違ってきます。
自宅にプリンターがあり、Yahoo!Japan IDを持っているのであれば、安くてポスト投函ができるのに追跡サービスがあるクリックポストがオススメ。
わざわざゆうメールやレターパックで発送するメリットはほとんどないのではないでしょうか。
定形外郵便も、規格外サイズができてしまったことで、厚みと重さがあるものは送料が割高になってしまいました。
ゼロママは、だいたい次のような発送方法を利用しています。
- カードなどの薄いものはミニレター
- 規格内サイズに収まる100g以下のものは普通郵便
- A4サイズ以内ならクリックポスト
- A4サイズ以内で匿名で送りたいものはネコポス
- 3cm~5cmの厚みがあるものは宅急便コンパクト
- それ以上のサイズはらくらくメルカリ便、かんたんラクマパックの宅急便
らくらくメルカリ便、かんたんラクマパックは全国一律料金で発送できるので、とてもお得です。
- ゆうパケット
- ゆうパック
- ネコポス
- 宅急便コンパクト
- ヤマト宅急便
以上5つがメルカリ便とかんたんラクマパックの対象です。
利用できそうなサイズだったら、積極的に利用しましょう。
サイズと重さは念入りに確認しておこう
出品前にサイズと重さを測っておく
出品する際には、送料を踏まえて価格を設定したいですよね。
そのため、出品する前に必ず商品のサイズと重さを測っておきましょう。
大体この発送方法かな…とアタリをつけたら、できれば封筒や段ボールの重さも含めてサイズと重さを計測しておきましょう。
そうすれば、売れた後に『あれっ、こんなに送料かかるの!?』と焦ることがなくなります。
梱包完了後にも念のため計量し直そう
商品が無事に売れて、決めておいた発送方法に従って梱包したら、郵便局やヤマト運輸営業所に持ち込む前に再度サイズと重さを計測しておきましょう。
きっちり梱包したら、想定よりも重さや厚みがオーバーしてしまった…ということもありえます。
特に定形郵便・定形外郵便は1gの違いで料金が変わってきますので、シビアに計測してくださいね。
まとめ
フリマアプリを使い始めてしばらくは、どの発送方法を選んだらいいのかわからず、あれこれ迷ってしまいますが…。
いくつか発送していくうちに、使いやすい発送方法がわかってくると思います。
慣れてくれば、サイズを細かく計測するまでもなく、どの方法で発送するのがいいのかわかるようになってきますよ。
どの方法で送ったらいいのか迷った時は、フリマアプリ内で同じ商品を出品している人がいないか探してみましょう。
どの発送方法を選択しているのか、参考になりますよ。