育児ママが実践!赤ちゃんや幼児に絵本を選ぶ上手な方法




子どものための絵本選びって、意外と難しいですよね。
表紙だけでは内容がわからないし、子どもが気に入ってくれる保証はありません。

できれば娯楽だけではなくて知育にもなるような絵本を選びたい…と考えると、ハードルはさらに上がります。

でも、子どもの年齢に合わせた絵本の選び方を覚えておくと、絵本を選ぶのはとっても簡単になるんです!

0~6歳のお子さんがいるあなたのために、絵本の選び方をまとめてみました。

お金をかけずに絵本の中身を吟味する方法もあわせてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

絵本の読み聞かせが赤ちゃんや幼児に与える効果

そもそも、赤ちゃんや幼児にはなぜ絵本がいいのでしょうか?

小さいうちは絵本の読み聞かせをたくさんした方がいいと言われていますよね。

それにはれっきとした理由があります。

 

学習能力の基礎をつくる

絵本の読み聞かせをすることで、赤ちゃんや幼児は耳からたくさんの言葉をインプットしていきます。

普段の会話の中ではあまり使わないような言葉や表現も、絵本を通してどんどん覚えていきます。

また、絵本好きな子は、自分で文字が読めるようになると読書をするようになります。

読書をすると読解力が身に付きますので、国語の成績が上がりますよね。

そして実は他の教科の成績を上げるのにも、日本語の読解力は必要不可欠!

問題文を正しく理解できなければ、回答することができません。

絵本は学習能力の基礎部分を作る大切なツールなんです。

 

親子のコミュニケーションになる

絵本の読み聞かせをしている間、親と子は1対1でずっと寄り添っていますよね。

読み聞かせの時間は、親子の大切なふれあいの時間になります。

普段忙しくてなかなか子どもの遊び相手をしてあげられなくても、1日15分でもいいので読み聞かせの時間を作るようにすれば、しっかりとしたコミュニケーションをとることができます。

 

想像力がアップする

絵本の読み聞かせをすることで、想像力もアップします。

絵本を読み聞かせてもらっている間、子どもは挿絵に描かれていない部分を自分の想像で補おうとします。

また、登場人物の気持ちを想像することもありますよね。

良好な人間関係を築くために必要な『相手の気持ちを考える』練習になるんです。

絵本を読めば読むほど、もともと豊かな子どもの想像力はさらに広がりを見せていきます。

 

年齢別!絵本を選ぶポイント

それでは実際に、どんな絵本を選んだらいいのかを年齢別に見ていきましょう。

 

0歳児向け

赤ちゃんはだいたい生後10か月くらいから絵本を楽しむことができるようになります。

赤ちゃんのファースト絵本には、何を選んであげたらいいでしょうか。

サイズが小さめのもの

まず、最初はサイズが小さめの絵本から選ぶようにします。

小さいサイズだと、赤ちゃんの小さな手でも触ったり持ったりすることができ、絵本への愛着が沸きます。

 

シンプルかつはっきりした色合いのもの

シンプルではっきりした色使いの絵本を選びましょう。

複雑なイラストや繊細な色使いは、赤ちゃんにはまだ理解できません。

 

繰り返しのリズムや擬音など、感覚で楽しめるもの

いないいないばあ』や『じゃあじゃあびりびり』など、同じリズムが繰り返し出てくるもの、擬音が繰り返されるものなど、リズミカルな絵本なら赤ちゃんも感覚で楽しめます。

 

1~2歳児向け

1歳を過ぎたら、少しストーリー性のある絵本に挑戦してみましょう。

同じ内容を繰り返すもの

がたん ごとん がたん ごとん』のように、同じ内容を繰り返すストーリーは子どもウケがいいです。

次に何がくるかわかっていても、くるぞくるぞ~!とワクワクした気持ちを味わえます。

 

わかりやすくシンプルなもの

おつきさまこんばんは』や『しろくまちゃんのほっとけーき』など、短くてシンプルなお話は1~2歳にぴったり。

文章が簡単で理解しやすいので、絵本の面白さを強く感じられます。

 

3~4歳児向け

3歳を過ぎると、かなり知っている言葉の幅が広がるため、ちょっと複雑な内容のお話も理解できるようになってきます。

ある程度ストーリー性のあるもの

ねずみくんのチョッキ』や『ぐりとぐら』など、ストーリー性のあるお話に挑戦してみましょう。

まだ早いかな?と思っても、読み聞かせてみると案外ちゃんと理解できていてびっくりするかもしれません。

4歳を過ぎたら『ももたろう』や『おむすびころりん』など、日本の昔話も楽しめるようになります。

 

子ども向け図鑑や知育にも挑戦

この頃から、子ども向けの図鑑や知育絵本に挑戦してみましょう。

間違い探しや数遊び、ごく簡単な迷路などが楽しめるようになってきます。

トイレトレーニングもこの頃ですから、生活習慣を学べるような絵本を買うと役に立ちますよ。

 

幅広いジャンルに目を向けてみる

家の本棚を眺めてみると、意外と絵本のジャンルが偏っていることに気づくかもしれません。

主人公がみんな動物だったり、やさしいお話のものばかりだったり…。

これまで読ませていなかったジャンルにもどんどん挑戦してみましょう。

買う絵本のジャンルはつい親の好みに左右されてしまいますが、たまには子どもに絵本を選ばせるのも一つの方法です。

 

5~6歳児向け

この頃になると、読み聞かせなくても自分で絵本を読んで楽しめるようになっています。

ある程度複雑な内容でも理解できますよ。

登場人物の心情を想像して寄り添えるような本を

ピーターラビットのおはなし』や『スイミー』など、困難に立ち向かうようなお話を選んでみましょう。

登場人物の気持ちを想像してみるように促すと、さらに絵本の世界を深く楽しめます。

 

悲しいお話にも挑戦

小さいうちは明るい、楽しい、やさしい内容の絵本を選ぶことが多いですよね。

5歳を過ぎたら『スーホの白い馬』など、悲しいお話にも挑戦してみましょう。

子どもの色々な感情を引き出し、深く内容を考えさせることができます。

 

買う前に絵本の内容を知りたい!お金をかけずにチェックする方法

選び方がわかっていても、表紙を見ただけでは絵本の内容はわからないですよね。

せっかく買ったのに、子どもが全然読んでくれない…なんて、お金の無駄遣いになってしまうかも!?

買ってから後悔しないように、買う前にある程度絵本の内容を調べておきましょう。

では、お金をかけずに絵本の内容をチェックする方法をご紹介します。

 

保育園や幼稚園にある絵本をチェック

お子さんが保育園や幼稚園に通っているなら、送迎の際に園にある絵本をちょっとチェックしてみるといいかもしれません。

年齢に合わせた絵本をチョイスしてあるはずですから、絵本選びの参考になります。

 

口コミやランキングをチェック

絵本のタイトルで検索すると、口コミや感想が出てきますよね。

読み聞かせた時の子どもの反応などを書いてくれている人もいますので、同じ年齢の子どもがいる場合はとても参考になります。

楽天ブックスやAmazonなどの売れ筋ランキングも参考になりますよ。

 

ロングセラー・ベストセラーには『売れる理由』がある

昔から読み継がれているロングセラー絵本やベストセラー絵本は買っていますか?

これらにはやっぱり『売れる理由』があります。

子どもの食いつきが全然違いますし、大人でも読んで面白いものばかりです。

 

子育て支援センターなどの施設を利用する

近くに子育て支援センターなどの施設があったら、絵本を置いていないか探してみましょう。

私は子どもと一緒に支援センターに行った時、置いてある絵本を読み聞かせています。

それで子どもの反応がよかったものを購入するようにしていますよ。

 

図書館を利用する

お金をかけずに絵本をたくさん読ませたいなら、やっぱり図書館がおすすめ。

無料でたくさんの絵本を読むことができます。

とってもお気に入りで何度も借りるような絵本なら、購入してもいいかもしれませんね。

 

絵本ナビなら全ページ試し読みが可能

図書館に行く時間がない、図書館が近くにない場合に利用して欲しいのが絵本ナビです。

絵本ナビは、なんと1,700冊以上の絵本を全ページ無料で試し読みすることができます!

1冊につき一度しか読めないので、お子さんと一緒に試し読みするのがオススメ。

手元に置いておいて読み返したい、もう一回読んでほしいなど、子どもの反応がいい絵本をじっくり吟味できるのが嬉しいです。

絵本ナビはこちらからどうぞ↓

まとめ

絵本は子どもの心の発達や知育、学習能力の基礎をつくるために欠かせないツールです。

また、親子の大切なコミュニケーションをとるためのツールでもあります。

節約のためにも、内容をしっかり吟味してから購入しましょう。

小さい頃に何度も何度も読んだ絵本は、大きくなっても子どもの心の中に残り、大切な心の支えになってくれますよ。

 

絵本は大人が読んでも楽しいものです。

忙しい育児の合間に、親が読んでほっとする一冊にもなりますように。

この記事があなたの絵本選びの助けになれば嬉しいです。