妊婦健診費の助成って?妊婦健診の費用を大幅に負担してもらえる制度




子どもを産み育てるのにはお金がかかる…今やこれは一般常識ですよね。

ですが、産む前…つまり妊娠中にも、めちゃくちゃお金がかかるんです!

何にお金がかかるかというと、妊婦健診です。

一般的に、妊婦健診に通う頻度と回数は次のようになっています。

  • 妊娠判定から妊娠3ヶ月まで→ 1~2週間に1回
  • 妊娠4ヶ月~6ヶ月まで → 4週間に1回
  • 妊娠7ヶ月~9ヶ月まで → 2週間に1回
  • 妊娠10ヶ月以降 → 1週間に1回

 

妊娠は病気ではありませんので、妊婦健診は保険の適用外。
毎回の妊婦健診時に全額自分で費用を支払っていると、莫大な金額になってしまいます。

これを助けてくれるのが、妊婦健診費の助成制度です。

 

妊婦健診費の助成制度とは

住んでいる市区町村が、妊婦健診費を補助してくれる制度です。

と言っても、現金で支給されるわけではありません。

妊婦健診の補助券が約14回分発行され、健診の際に持参することで支払いの一部もしくは全部が免除されるシステムです。

補助券の金額は自治体によってさまざまですが、おおむね総額9~10万円分であることが多いようです。

これだけのお金を自己負担で支払うのは大変ですので、補助があると非常にありがたいですよね。

 

対象となる人

産婦人科で妊娠していることが確認できた人が対象です。

市販の妊娠検査薬で陽性反応が出ただけでは対象になりません。

 

妊婦健診費の助成を受けるための手続き

産婦人科で妊娠が確定すると、妊娠届の用紙がもらえます。
必要事項を記入して市区町村の窓口に提出し、母子手帳を受け取ります。

その際、母子手帳と一緒に妊婦健診補助券が発行されます。

補助券の利用方法については、その際に説明があると思いますが…。

基本的には母子手帳にはさんでおき、健診の時に母子手帳ごと提出すれば大丈夫です。

 

妊婦健診費の助成に関する注意事項

早めに受診しすぎると、妊娠の確認ができません

妊娠検査薬で陽性反応が出た!

喜んで産婦人科に駆け込んでも、実は確実に妊娠していることが確認できるとは限りません。

妊娠検査薬は妊娠3週頃から陽性反応が検出できるのですが、あまり早すぎると産婦人科の超音波検査では胎嚢を確認することができないのです。

そのため、せっかく産婦人科に行っても『また来週来てください』などと言われてしまうことも…。

早く妊娠しているか確かめたい気持ちはやまやまですが、その分受診費用が多くかかってしまいます。

妊娠検査薬はフライングで使わず、妊娠5週頃(月経予定日の1週間後程度)まで待ってから使用するようにしましょう。

 

支払いがゼロになるわけではない

妊婦健診の補助券を使っても、毎回の妊婦健診の支払いがゼロになるとは限りません。

ゼロママも毎回いくらかはお金を支払っていました。

補助券を持っているからと言って安心せず、きちんとお財布を持って行ってくださいね。

 

通常の妊婦健診以外での受診は自己負担

次の妊婦健診まではまだ日があるけど、なんだかおかしいから受診しよう…。
そんな感じで産婦人科にかかる方は結構多いと思います。

こういったイレギュラーな受診に関しては、助成はありません。

残念ながら自己負担になりますので、お金を多めに持っていきましょう。

 

里帰りをする場合は補助券が使えないことも

妊婦健診の補助券は、あくまでもその市区町村内で妊婦健診を受けるためのもの。

住んでいる住所とは別の都道府県に里帰りした場合、里帰り先では補助券を利用できない可能性があります。

医療機関で発行された領収証や医療明細書があれば、後から助成分のお金が戻ってくるかもしれません。

できれば里帰り前に確認しておきましょう。

 

まとめ

妊婦健診の補助券は、母子健康手帳を受け取りに行けば同時に発行してもらえます。

わざわざ手続きをする必要がないので安心ですね。

妊婦健診の際に補助券を持参することだけはお忘れなく!

 

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2018.06.26