赤ちゃんが生まれる時には、さまざまなものを買いそろえる必要がありますよね。
ベビーのための準備品リストを作り、出産前に少しずつ買いそろえるプレパパやプレママが多いのではないでしょうか。
出産後に慌てないように、なんとなく必要そうなものを片っ端から買っていませんか?
また、安くなるからと言って消耗品をまとめ買いしていませんか?
ベビー用品は、出産前の買いだめ・買いすぎはただの無駄遣いになってしまう危険性があるんです。
出産準備品は最低限必要なものだけ揃えておくのがベター
初めてのベビーを迎える前は、『あれもいるかも、これがあったら便利かも』といろんなものを買ってしまいがち。
ですがいざ生まれてみると、使わなかったり、あるもので代用できたなあと思うものが結構たくさんあるんです。
確実に使うものを最低限だけ買いそろえておいて、あとは必要に応じて買い足していく方法を採る方が、断然節約になりますよ。
最低限必要な出産準備品・母親用
出産にあたり、ママ用に買っておかなくてはならない必須アイテムは次の通りです。
- マタニティパジャマ 2~3枚
- 産褥ショーツ 3枚程度
- 授乳用ブラジャーや授乳キャミソール 2~3枚
- 産後・産褥ニッパー 1~2枚
えっ、これだけ!?という感じですよね。
これだけあれば十分です!
出産する産院で入院準備品リストを渡されると思いますが、上記の物以外は基本的にもう家にあるものばかりだと思います。
産後の悪露の処理用としてナプキンも必須アイテムですが、こちらは産院で用意してくれるケースが多いと思います。
自分で用意する必要がある場合は、もちろん忘れずに購入しておいてくださいね。
最低限必要な出産準備品・ベビー用
ベビー用の必須アイテムは、ママ用と比べると多いです。
- 短肌着 3枚程度
- 長肌着 3枚程度
- コンビ肌着 3枚程度
- ロンパース・2WAYオール 3枚程度
- ガーゼ 3~4枚
- 赤ちゃん用爪切り
- ベビー綿棒
- ベビーソープ
- ベビー用保湿アイテム
- チャイルドシート
出産前に用意しておくものは、上記の物だけで充分です。
あとは必要に応じて買い足していく方式で、充分間に合いますよ。
おむつとお尻ふきがない理由は後述します。
冬場の出産の場合は、さらに
- ベビーソックス
- ベビー用の帽子
の2点を用意しておきましょう。
退院時に着用させてあげないと、赤ちゃんの体温が一気に奪われてしまいます。
買いだめ・まとめ買いはNGなベビー用品
おむつ
出産前におむつを用意しておかない方がいい理由は、赤ちゃんとおむつには相性があるからです。
特定のメーカーのおむつだとかぶれたり、漏れたりしてしまう赤ちゃんがいます。
そのため、出産した産院で使われていたおむつでかぶれないかどうか、入院中にしっかりチェックしてください。
問題がなさそうなら、退院して帰宅する前に、産院のものと同じおむつを購入して帰ればOKです。
別メーカーのおむつに替えたい場合も、まずは1パックから試しましょう。
また、赤ちゃんはあっという間に成長します。
大量にまとめ買いしてしまうと、サイズアウトして使えなくなる可能性がありますよ。
お尻ふき
お尻ふきはおむつほど赤ちゃんとの相性は問いませんが、ママの使い勝手が左右されます。
厚手のもの、薄手のもの、水分の多さ…。
色々使ってみると、結構違いがあることがわかります。
お尻ふきも、産後しばらくは産院で使っていたのと同じものを購入するのが無難でしょう。
そのあとで色々試してみて、気に入ったものが見つかったらまとめ買いするといいですよ。
粉ミルク・哺乳瓶
出産前に買っておくと困るものNo.1が粉ミルクです。
産後すぐに母乳がたっぷり出るママは少ないと言われていますが、退院する頃には完全母乳でOK!になっているママはある程度います。
また、産後しばらくは混合でも、1~2ヶ月で母乳育児が軌道にのり、ミルクがいらなくなることもあります。
粉ミルクも、産院で使っていたのと同じものを退院時に1缶だけ購入し、様子を見てみるのが無難です。
哺乳瓶も、赤ちゃんとの相性でくわえやすいものとくわえにくいものがあります。
いきなり何本も買ってしまうと、すぐに不要になる可能性もあります。
とりあえずは2本程度用意しておいて、足りないなと思ったら買い足しましょう。
ベビー衣料用洗剤
ベビー用の下着や衣服を、大人の洋服や下着と一緒にお洗濯するのは抵抗がありますよね。
新生児のうちは赤ちゃんのものだけベビー衣料用洗剤で洗うのをおすすめしますが、生後数か月経ったら神経質に分ける必要はありません。
ベビー衣料用洗剤も、買いだめしておく必要はないでしょう。
洗剤が赤ちゃんのお肌に与える影響が気になるようでしたら、いっそ無添加の洗剤に切り替えて、大人用・ベビー用を一緒に洗濯する方法もありますよ。
スタイ
赤ちゃんと言えばスタイを付けているイメージがありますが、実はよだれが出始めるのは生後2~3ヶ月になってから。
生まれてすぐは、スタイの必要性はあまりありません。
出産祝いとしてもらうことが多いアイテムでもありますから、出産前に自分で購入するのはやめておいた方が無難です。
ミトン
赤ちゃんの爪は薄くて鋭いため、自分で自分の顔をひっかいて傷を作ってしまいがち。
それを防ぐためにミトンをするのですが、嫌がってすぐに外してしまう赤ちゃんもいます。
そのため、最初からミトンを複数用意しておいても、無駄になってしまう可能性があります。
基本的には爪切りできちんとお手入れをして、どうしてもひっかいてしまうようならミトンの購入を検討しましょう。
必要になってから買えばいいもの
授乳クッション
母乳やミルクをあげる時、あればものすごく便利な授乳クッション。
ですが、普通のクッションや半分に折った座布団でも代用は充分に可能です。
授乳クッションがないと不便だなと思ってから購入しても間に合いますよ。
授乳ケープ
ミルクのみで赤ちゃんを育てることになった場合、授乳ケープは使う機会がありません。
また、出産後すぐはママとベビーが揃ってお出かけする機会もないでしょう。
お出かけを考える頃になってから購入すると無駄になりませんよ。
ベビー用寝具
ベビー布団一式を購入するとなると、かなりの出費になりますよね。
そのため、出産前から買いそろえておく必要はないと思います。
産後しばらくはママと一緒のお布団で寝て、やっぱりベビー布団があった方がいいなと思ったら購入しましょう。
わざわざベビー布団を購入しなくても、長座布団などで代用する方法もありますよ。
あれば便利!でもなくても困らないもの
お尻ふきウォーマー
お尻ふきを温めてくれるウォーマーは、あれば便利ですが、なくてもまったく困りません。
特に春から夏にかけては、持っていても使わないことがほとんどでしょう。
ものすごく寒い地域で真冬に生まれる赤ちゃんには用意してあげたいですが、そうでなければ必要性はあまりないかなと思います。
紙おむつ処理器
紙おむつ処理器も、必須アイテムではありません。
離乳食が始まると、赤ちゃんの排泄物はニオイが出てきます。
ですがわざわざ処理器を用意しなくても、新聞紙にくるんでビニール袋に入れたり、紙おむつ専用の処理袋に入れれば、普通にゴミ箱に入れてしまっても気になりません。
あまりにも匂いが気になるようなら、購入を検討するとよいでしょう。
ベビーバス
赤ちゃんをベビーバスで沐浴させるのは、新生児のうちだけ。
生後1ヶ月が過ぎたら、大人と一緒に大きいお風呂に入れます。
なので1ヶ月のためだけにベビーバスを用意するのも、実はもったいないんですよね。
プラスチック製の衣装ケースや大きめの洗い桶、小さめのベビープールなどでも代用できますよ。
大物はレンタルを検討するのもアリ
ベビー用品には、短期間しか使わないのに高価なものが結構あります。
処分するのにも費用がかかりますので、レンタル品を利用するのも賢い節約方法です。
ベビーベッド
短期間しか使わないのにお金がかかるアイテムNo.1ですね。
学習机に組み替えて使えるベビーベッドも登場していますが、ごくシンプルなベビーベッドなら購入よりレンタルの方が安くすみます。
スウィングベッド&チェア
赤ちゃんをあやしたり、離乳食をあげる時に活躍するスウィングベッド&チェア。
こちらもお値段の割には、使える期間が短いです。
スウィング機能を使っても全然寝ない赤ちゃんもいますので、レンタルで使い心地を確かめてから購入するという方法もあります。
デジタル体重計・ベビースケール
赤ちゃんの発育をこまめにチェックしたり、どれくらい母乳を飲めているか把握したい場合は、デジタル体重計やベビースケールが必要です。
ですがせいぜい生後3ヶ月ほどまでしか利用しないため、購入よりはやはりレンタルがお得です。
ベビーカー
車移動が多い地域に住んでいると、ベビーカーでの移動はあまりしないかもしれません。
2人目、3人目の出産を考えているのであれば、購入しておいた方がお得。
ですが、1人しか生まないと決めていて、ベビーカーを使う機会も少なそうなライフスタイルなら、いっそレンタルですませてしまいましょう。
バウンサー
バウンサーは赤ちゃんをあやしたり、ちょっとおとなしくしていて欲しい時に重宝します。
ですがスウィングベッド&チェアがあればバウンサーは不要ですし、なければないでどうにかなるアイテムでもあります。
バウンサーも、まずはレンタルで試してみてから購入しても遅くないアイテムですね。
まとめ
初めての出産の場合、必要なものとそうでないものの区別がなかなかつけられません。
あれこれ買い込んでも、結局ほとんど使わなかったり、まったく使わない可能性もあります。
最低限のものだけ用意しておいて、あとは必要に応じて買い足していきましょう。
レンタルショップを上手に活用したり、周りの先輩ママからお下がりをもらったり、借りたりするのも大きな節約になりますよ。